Twitterを始めて、同じ問題を抱えた人たちとたくさんやりとりをするようになって、夫はこの段階でまだ「パチンコやめる」「やめたい」「やめないといけない」って一言も言っていないことに気付いたから。
わたしも不勉強だったので、「GAに行ったりしだして、もう少ししたらそういう気持ちになっていくのかな?」なんて思ってた。とにかく色々調べた結果、GAへの参加と病院の再発防止プログラムが一番有効であるというのがわかったので、それについてもう少し知った方がいいと思い、GAのサイトをちゃんと見てみることにした(会場についてしか見ていなかった)。
ある一文を読んで愕然としてしまった。(以下抜粋引用↓)
私たちは自分が強迫的ギャンブラーであることを心の底から認めなければならないことを知った。これこそが回復の第一歩である。ギャンブルに関しては、自分 がふつうのギャンブラーと同じだという、あるいは今にそうなるかもしれないという妄想を、まず徹底的に打ち砕かなければならないのだ。
夫は、この妄想を持っている…。
打ちのめされた。だって最も有効とされている方法が、なんの役にも立たないって事だもの。
「支える」って心に決めていたけど、ここでわたしは選択しないといけなくなった。その選択は自分の意思ではなく、夫にかかっている。すぐに夫にLINEして、まずは上記の一文を含むページのリンクを貼り、ここをちゃんと読んでくれ。と頼んだ。
その後
「あなたはまだ『やめる』とか『やめたい』って一言も言ってないけど、もしかしてまだ認めてないのかな? だとしたら今後やろうとしていることも今やっていることも全てが無駄になるし、このままいけばまたわたしに迷惑をかけるよね? さすがにわたしも自分に非がないことで破滅の人生は歩めないので、現時点で『わたし』か『パチンコ』か選んで下さい。『わたし』を選ぶならこのまま支えますが、そうでないならわたしは新たな出発点に向かいます」
という内容の文を送った。もちろん『わたし』を選んで欲しかったし、こんな提案をしなければいけないことはとっても悲しかった。だけどそれが正直な気持ちだったし、おそらく現時点でやらないといけないことだったので、とにかく夫に任せようと思った。
夜、夫が帰宅して開口一番
「俺、真人間になるよ」と言ってくれたのは本当に嬉しくて泣けた。
わたしたちはようやくスタートラインに立った。
※この日の夫のブログが、「夫その5 光か闇か」になります。
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