夫の暴走を止めるべく、妻は立ち上がった。

と、対向措置を書く前に、そういえば嘘がもう一つ暴かれた件を。
S社に返済したという金額がちょっと腑に落ちなかったので、例の友人には貸したんじゃなくて借りたのでは?と問うと「違う」と返ってきたのだけど、もはやここまでくると口頭では信じられないので、「じゃあやり取りのメール見せて。さわりだけでいいから」と言ってみたら、黙る…。
はい。嘘でした。
友人に貸したんではなく使ったんですね。でも相変わらず8万円の件は認めず。

そんなこんなで妻はもう容赦しません。

まず日本信用情報機構(JICC)のサイトに行き、開示請求の方法を調べた。郵送やスマホでも請求できるみたいだけど、窓口に行くと手数料が500円で済むというので、有給取ってもらって銀行に行くついでに窓口で請求する事にした。サイトを熟読していたらふと「貸付自粛制度」という言葉が目に入ってきた。「これだ!!」と思ったのですぐに日本貸金業協会に問い合わせの電話をしたら、もうこういうケースを多々見てきているのでしょうね。それはそれは丁寧に色々な説明と提案、更にはちょっとした相談にも乗ってくださった。このタイミングでこの方とお話出来て本当に救われた。
ここで「ご主人、もしかしたらパチンコ依存症かもしれないですね」と言われた。思い返してみれば確かに一回で使う金額が大き過ぎるので、こんなお金使うのはもうパチンコ(もしくは風俗)しかない。と、なんか全ての回路がバシーッと繋がった気がした。
パチンコ依存症について調べてみたところ、「二大特徴は『借金』と『嘘』」。
あ、もうこれ確定。うちの夫はパチンコ依存症だ。と思った。典型的!分かりやす過ぎる!
しばらく色々なサイトを回遊して調べまくった。症状、治療法、心療内科かカウンセリングか、家から近く通い易い自助グループの開催地はどこか。などなど。
そして預かった身分証や銀行のカード、現金などをしまっておくための金庫も買った。(銀行のカードはどうせ代理人カード作るからいいや。と思ってたけど、振込キャッシングっていう手がある以上は危ない!ということで提出してもらった)
更に、どうせ管理・監視するなら楽しくやりたい!と、GPSで常に居場所がわかるようにしてもらった(これが本当に便利で楽しい!w)。
あと、通話は必ず家の中でするように。スマホもこそこそ見るな。と。

ここまでやるのは夫に大人しくしててもらいたいというのももちろんなのだが、自分を守る為の城壁という意味合いの方が実は強い。
それほどに今回の件は本当にショックだった。
結婚して半年、幸せだと思っていたのは実はわたしだけで、夫はずーーーっとわたしを裏切っていたんだから。言うなれば、背中を預けていた筈の味方に突然後ろから斬りつけられたようなものなんですよ。

でも、発覚した瞬間も「離婚」ということについては考えなかった。
パチンコ依存症の家族は「徹底的に突き放す」か「徹底的に支える」しかないという記事を見て、わたしは「支える」方を自然に選んだんだな。と心を決めた。無限ではないけどね。

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妻その6