パチンコ依存症からの回復 〜夫婦二人三脚闘病記〜

夫のパチンコ依存症が発覚。それに対応する妻の奮闘と対応、夫の心模様や回復への取り組みを、それぞれのカテゴリで綴る夫婦共同執筆ブログ。

2018年09月

妻その52 防ごうとしない(猫ちゃんありがとう)

前回でも触れたが、最近夫とまた大きな喧嘩をした。
この喧嘩は相当深いところまで行ってしまったのだけど、そうなって初めて【相手側に原因を探さないで、自分の中の原因に目を向ける】ということが出来るようになった。

わたしだけではないと思うんだけど、ギャンブル依存症が発覚した時、まず相手のしでかした事と嘘をつかれていた事にとにかく大変なショックを受け、その後「なんでわたしがこんな目に」と恨んだり憎んだりした。だけど、ネットやお医者などのアドバイスで【本人を責めてはいけない】とあるので、そういう感情はなるべくしまい込まないといけなくて、でもこれが「やってみてから言って欲しいな」と若干腹立つくらい辛く大変なことで…
お金のことで何か困った局面が来る度に「あの時の損失がなければ…」という思いが拭えなかった。
でも回復してくれるなら、二度と嘘をつかないでいてくれるなら。と、もうなんかの修行してんじゃないかってくらい無理して自分を騙して頑張っている日々が1年とちょっと続いていた。
…というのが基本にあるというのが前提で、ここからようやく今回のテーマをスタートします。

そんな中で夫がまたずっとわたしに嘘をついていたということがショックで、さすがにもう耐えられない。ダメだと思い、離婚する話をやや具体的にしてしまうほどだった。
だけどその後ふと「いやこれ、感情だけで決めていいことじゃなくないか?」と思った。
少なくとも夫は今まだ回復途上で、現段階の夫で判断するのは時期尚早なんじゃないか。とか、父の様に慕っていた人が「まだ伸びしろがある」と言ってくれていたこととか、そういうことを色々考えて、今出来上がってしまっているこの【負の循環】をどうしたら止める事が出来るのか考えてみた。
夫側の原因や問題点というのはもちろんある。だけど、そこを止める事が出来るのは夫だしおそらく時間がかかる。じゃあわたし側の原因や問題点を改善した方が早いんじゃないの?ということで、そこのみについて考えてみた。
●まずは【自分の器の大きさを見誤っていた】ということ。
「このくらいは大丈夫だ。なんとか我慢できる」と思っていたことが実はキャパオーバーだったのだけど、既に溢れていることに気付かずまだ乗せようとしてしまっていて、結果夫にイライラをぶつけていた。
【器】にも通じる事だけど、【自分の感情を無視し過ぎた】
どうやらわたしは思考がオートマなところがあって、「考えよう」と意識しなくても今までの経験からバーーーッと勝手に対応策を探しているらしい。これは便利と言えば便利なんだけど、ここに【感情】が加味されないので無理がきて、ある日耐えられなくなってどかーん!となってしまう。
【本人を責めてはいけない。に無理をしていた】
「言ってはいけない」とされているから我慢しているんだけど、喧嘩になったりすると本当に言いたい事がお金の事だったりする訳で、最悪の状況でこれをぶつけてしまっていた。
【なんで出来ないの!?なんでやってくれないの!?】がベースになってしまっていた。
夫は、多分よそのお家よりは家事を手伝ってくれている。回復の為の通院も自助グループにも休まずにずっと通っている。仕事も、早出したり遅くまで残業したりと頑張っている。【出来る事、やっている事】だってたくさんあるのに、それを軽く扱っていた。

こういったわたしの態度が夫を追いつめて、心が安らがなかったんだろうと思うと、悪い事したなぁ…って、それはそれは素直に思えた。
そして、夫が出来ない・苦手な事はもうそれを個性として認める事にしてみた。

相手の行動を防ごう・止めようという事ばかりに目を向けてしまうと、思った結果が得られない事で腹が立ったり辟易したりガッカリしてしまうんだけど、むしろ諦めて「そういうもの」っていう考え をベースにした方がうまくいく。という考えは、仔猫がある日突然テレビのコードの上に粗相するようになってしまって、そこに入れないようにしたりと試行錯誤してみたが全然防げなくて困った事があった。そこで「もうここでするなら、ここにトイレ置いてみたらいいんじゃないか?」とひらめいておトイレ設置してみたら大成功だった
という事から学んでいたのだけど、それを応用してみたらいいのかな

そんなこんなについて考えて納得したら、なんだかすごく楽になった。

もちろん夫も自分の問題点に目を向けて改善をしていってもらわないと、多分またどこかでわたしに無理が生じてしまうので、なる早で着手してもらえたらもっといいのだけど。まぁそこも期待しすぎると良くないので、なんとなく待ってるくらいの気持ちでいよう。お互いに染み付いてしまった習慣や習性なのでそんなにすぐには変えられないだろうけど、「変えよう」と思う事が重要なんじゃないかと。

双方ともに言えることだけど、【自分ばっかり】という自分本位な考えを持ってしまうと相手が見えなくなってきてしまうので、相手の反応や態度から自分の反省点や改善点を見出した方が多分相手との関係も心の健康も保たれるような気がする。
でもそれも決して無理せず、相手に協力してもらいながらやるのがいいのかな。と思ったので、それを実践していこうと思う

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妻その52

妻その51 夫の回復を見ていて思うこと(後編)

前回に引き続き、夫の回復についてです。

この間ふと、【回復のプロセスがダイエットに似ている】と思った。
とはいっても本格的なダイエットをやったことがないので、あくまで今まで見聞きした印象で比較させていただくので、詳細については目をつぶってください

夫がめきめき回復しているな。という印象を受けたのは、実は1年までで、後発した鬱のせいかもしれないので断言はできないど、最近は少し停滞(というかやや退化)しているような気がする。

ダイエットも同じく、始めのうちは運動して脂肪を落として食事制限もして、割とするする体重も落ちるけど、ある時停滞期がくると聞く。
それがきたら今までのやり方を続けても成果は出なくなるので、今度は筋肉をつけて基礎代謝を上げ、痩せやすい体、太りにくい体を作る作業に入るらしい。

この【次の段階】がもしかしたら12ステップなのか?
と思ったって訳です。

実際1年経過したあたりでステップを踏み始める方が多いような気がするのだけど、これってもしかして1年の間にいわゆる【痩せやすい体】が出来上がったって事なのでは?
とにかく【ギャンブルをしない生活】というものが日常になるくらい長期間止める。それが成功したら次は【もっと根本的な問題解決】に乗り出す。という図式が、スポンサーシップと12ステップなのではないかと。
(ダイエットと同じくわたしはステップ踏んだ訳ではないのであくまでこれも人から聞いた話であったりネットで見た印象なので間違えていたら申し訳ないですが。)
人間が精神的に成長するには、誰かとがっつり組んで自身の内面や思考について話し合ったりすることが最も手っ取り早く確実な方法なのではないか。とわたしは思っているのだけど、つまりはこの【誰か=スポンサー】で、【内面や思考について考える議題=12ステップ】なんじゃないかな?
ロジックツリーのように、ギャンブルを止める→どうやって止めるか→何故止めないといけないか→そもそも何故やってしまったのかetc...というように、どんどん掘り下げていく事で無自覚だった自分のトラウマであったり根本的な原因に辿り着くんだと思う。
つまりは生き方、考え方を変えて行く作業なのでは。と考えてみると、実に理にかなっていて効果的な方法じゃないか

実はこれを書いている途中、夫がずっと前にやめた筈のタバコを復活させていたことが発覚して大喧嘩になった。かなり前からお小遣い帳に適当な数字を入力してタバコの出費を隠していたらしい。
またしても夫はわたしに嘘をつき、1年近く隠れてコソコソとしていたということが分かったショックたるや相当なものだった。

でも、一度経験したからこそなのかもしれないが、以前とは違いその後すぐにわたしは自分側の原因を考え、突き止め、それをやめようと思った。夫が何故こういう行動を取るのか。それは夫側にももちろん原因はあるけど、わたしの対応も間違っていたんだなぁ。と素直に思えたので、夫とちゃんと話し合ったのだけど、その際「ああ、夫はスポンサーシップと12ステップが必要な人だな」とつくづく思った。
夫は良くも悪くも【省エネ】だと思う。それは時には物事をスムーズに運ぶかもしれないけど、自分の内面を探る際にこの【省エネ】を発動させるのは、思考が停止してしまうのでよろしくない。そんな時にしっかりと付き合ってくれるスポンサーさんが居てくれたらいいのに。と思ってしまう。
人は自分が経験して学んだことの範囲でしか物事を考えられないから、わたしはなるべく夫に色々な事、物を見て、経験して、見識を広めてもらいたいと思ってきたんだけど、これも本人が受け入れてくれないと意味ないんだよね…。
となるとやはりまずは人の協力を借りながらやるのが良いので、「スポンサーさーん!」って思うのだけど、まぁ結局はこちらも本人の意思が優先される以上わたしは手出し出来ないのであった。
夫のやる気スイッチはどこにあるのかなぁ…。

ちなみに今回の事でわかった【わたし自身の問題】については、また改めて書こうと思います。

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妻その51

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