パチンコ依存症からの回復 〜夫婦二人三脚闘病記〜

夫のパチンコ依存症が発覚。それに対応する妻の奮闘と対応、夫の心模様や回復への取り組みを、それぞれのカテゴリで綴る夫婦共同執筆ブログ。

2018年02月

妻その41 依存症とうつ病

わたしの周りには【うつ病】と診断された人が割といる。
そういう人たちからは、「めちゃくちゃ仕事が忙しい(かった)」という意見を多く聞く。
大体みんな、とっても責任感が強くて真面目で仕事熱心で、割と共通しているのは理由は違えど「意見や文句を言えない」っていうのもよく聞くかなぁ。「言えない」というか、「言っても仕方なくて、とにかく耐えるしかない」という感じ。
あとは「自分が悪い」って、色んな事を自分のせいにしてしまう人も。
そういう【心の負荷】が積もり積もって、うつ病を発症してしまうらしい。

Twitterでもよく見かけるけど、ギャンブル依存症と一緒に【うつ病】を発症している方が結構いるなぁ。と思う。
気になってちょっと調べてみたけど、やっぱりそういうケースは珍しくないというかよくあるみたいで、でもよくよく考えれば何も不思議なことじゃないな。とも思う。

と、ここでお断りしておきますが、わたしは専門家でもなんでもないので、あくまで個人の経験や意見なのでそこを踏まえていただいた上で続きを。

軽くネットで調べただけなので正確なところはよくわからないけど興味深いなと思ったのは、同じ依存症でもアルコールは【うつ病からのアルコール依存症】なのに対して、ギャンブルは【ギャンブル依存症からのうつ病】なのだそうだ。
でもこの流れはとっても頷ける。ある意味自然というか…。
気分の落ち込みを紛らわせる為にお酒を飲む頻度が増えて、結果アルコール依存症になってしまう。
片やギャンブル依存症は、ギャンブルがやめられない焦り、お金への不安、勝ち負けによる感情のジェットコースター、絶望感などなど…。といったように負荷しかないんだから、うつ病になるのは全然不思議じゃない。

うつ病の治療は投薬と、あとはストレスの原因を取り除く、距離を置くことが大事らしい。
仕事が原因だった場合は、休職や転職、部署替えを希望するなどで対応するんだろうけど、言わずもがな、ギャンブル依存症からうつ病になった場合は当然ギャンブルをやめることがマストだよね。
どっちか片一方の治療だけではダメで、どっちも並行して治療しないといけないっていうのも、その仕組みを考えれば当然だな〜〜。と納得できる。というか、原因がハッキリしているんだから、そこに何かしらの対策を取らないと意味ないもんね。

実際夫も最初【うつと正常の狭間】だと診断されていたけど、あの日以来今日までパチンコ・スロットからは距離を置いていて、その間に回復施設に通い少しずつ借金も減っているせいか、あの頃とは顔つきも雰囲気も変わった。
まぁお医者からも「別にお薬はいらないと思うよ。リラックスできるハーブティーくらいで大丈夫だよ」って言われるくらいの状態だったのでそちらの回復も早かったんだろうけど。

病気の場合に限らず、【現状は全て自分が作り出したもの】だと思うので、現状に不満があるならまずは自分が変わるのが一番手っ取り早いと思う。
始めの一歩として、必要だと感じたら専門家を含め誰かに助けを求める事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ちなみに冒頭で触れた友人たちですが、やはり真面目にお医者に通いお薬を飲み続けている(た)人は「ちゃんと治したな!」って思うけど、負荷から離れただけで投薬も通院もやめちゃった人は、また別の負荷がかかった時にやっぱりちょっと「あれれ?」って感じになっちゃう…。
体の病気と同じく、自分で判断するのは良くないね!

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妻その41

夫その26 人との繋がり

どうもどうも。
今回はまたしてもアンケートでいただいたテーマ『新しく繋がるビギナーさんへの思い』について書いてみようと思います。

初めてGAに来る場合「家族に言われて来た」というケースが多いので、【すでに借金を抱えている人】というイメージがあります。
死にそうな顔してる人がほとんど。
明るい顔ではまず来ない。

当然ですよね。
だって、どうにもならなくなった人しかこないものね。
新しく来た人に対して思うこと…。
「気の毒に」「大変だね」
こう思わない事もないですが、その人たちに対しての思いというよりはまずは自分のことを思います。

自分も最初はこうだった
あの時こう考えてたな

初心に帰ると言いますか、最初の頃を思い出します。
そうするとあのときの感情が復活してくる気がするのです。
新しい人がくると初心に帰れるということが、自分にとってはすごく大事なことなのです。

新しい人が来る=自分のためになる。
こう感じるのは多分自分だけじゃないような気がします。
新しい人に限った事ではないですが、人の話を聞くことで我が身を省みることが出来るので、なるべく多くの人から話を聞く機会を持ちたいですね。

「一緒に頑張ろう!」というスタンスよりも、 そういった【人との繋がり】の中で自然と「気付いたらみんな一緒にやめられてるね!」
っていうのがいいのかなぁと思ってます。

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夫その26

妻その40 10分の1だったなら

先日夫と話して新たに「なるほどね」と思ったことがある。

「夫その23 昔話 〜ギャンブルは楽しかったのか?〜」に書いてあるような話が、ある日のミーティングでテーマとして取り上げられたそうで。
大体みんな上記の夫と同じ様な事を感じているらしく、
最初は遊戯として楽しんでいたけど、「お金」だけが目的になった途端に楽しくなくなる。というのは割と大多数の意見なんじゃないか。という事だった。

「レートが10分の1(0.4円)になれば、依存症者は今の100分の1になるんじゃないか」
と夫が続けてきたので、どういうことなのか詳しく聞いてみた。

夫曰く
「4円で2万枚(玉?)出すと8万円になるけど、0.4円だと8千円にしかならない。勝って気分がいい筈なのに、なんかガッカリしてしまう。それは8万円になるって知ってしまっているからだと思う。」
だそうで。
「大勝ち=多額のお金が手に入った」という記憶が邪魔をしてしまうんだ。それがなければ依存症者の数は100分の1に減ると思う。という考えに続くのだと。

それを踏まえて、
遊戯性を楽しんでいるなら低レートで安く長く遊べた方が絶対にいい訳で、それでは「楽しくない」と思ってしまった時点でもう、借金があろうがなかろうが、依存症の境界線を越えたってことなんじゃないかねえ?
という事で意見がまとまった。
あくまで【娯楽・遊戯】だというなら、カラオケや居酒屋なんかは絶対的にある程度の「安さ」が嬉しいし、それを基準にお店を選ぶもんね。
一番いいのは換金できなくなることなんじゃないかと思うけど。

夫が回復の場に行く様になった初期の頃、何か変わったかな。と思って質問してみた際に
「2〜3千円使って4〜5千円になればいいかな」という答えが返ってきて落胆したのを覚えている。
なんで2〜3千円で遊べばいいかな。にならないんだろう??って疑問だった。【お金を増やせる】って考えがそこにある以上、まだまだなんだな〜…。って思ったけど、まぁ今考えればそんな即効性がある訳じゃないのでその受け応えは当然なんだけど。
【増えた記憶】【換金できる】という経験が、そういう考えを生んでたんだなと思うと、今回の夫の言う事にはとっても納得できるな。
(その後、依存症になってしまったからには低レートだろうがなんだろうが二度と出来ないのだと認めないといけない。ということに気付くんだけど)

前回では家族側から見た【警戒すべき境界線】だったけど、当事者側はここなのかな。と。
まぁ気付いたからといって引き返すかどうかはわからないけど、ここで一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれないよね。
たったそれだけで、もしかしたら自らの人生を破壊することになるかもしれなかったり、大切な人に迷惑をかけたり悲しませたりする事が防げるかもしれないんだから。

ちなみに、今の夫はどうかと言うと、本当のところはわからないけど「増えないっていうのはわかってる」という答えが返ってくるようになった。
【勝って楽しかった】ということよりも【負けて悔しかった。絶望感を味わった】という記憶の方が大きいようなので、まぁ今のところは大丈夫かな。
と思う。

もう二度とパチンコ・パチスロは出来ない。という事に対しては、今は多分寂しさやつまらなさを感じてるんだろうなと思うけど、年数とともにその【勝ちの記憶】がどんどん薄れていくのと同じく、その気持ちも薄れていってくれればいいなと思う。

人生の中で「楽しかった思い出」が、どんどん更新されていくように日々を送っていきたいな

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妻その40
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