パチンコ依存症からの回復 〜夫婦二人三脚闘病記〜

夫のパチンコ依存症が発覚。それに対応する妻の奮闘と対応、夫の心模様や回復への取り組みを、それぞれのカテゴリで綴る夫婦共同執筆ブログ。

2017年11月

妻その32 コミュニケーションの先にあるもの

結婚式の翌日、夫と喧嘩した。理由は……ほんとにくだらないこと。

わたしたち夫婦のような関係性に限らずとも、大半は「言った言わない」の水掛け論であったり、不満に感じるお互いの問題点をただぶつけ合っていると「くだらない喧嘩」は生まれるし、そして不毛な時間が延々続く事になると思う。
突き詰めるとその原因は「コミュニケーションの不足」から生じるんじゃないかな。
そもそも普段からちゃんと会話していれば、ここでもよく言ってる「報告・連絡・相談」についてウダウダ言う必要もないと思うしね。
会話していれば、コミュニケーションをとっていれば、自然とこれらはカバーされるんだもん。

「会話」とか「コミュニケーション」ってのは思っているよりも全然大切で、そしてそれはテレビを観ながらの雑談とかだけではダメ。ちゃんとお互いの考えや意思を伝え合わないと意味がないと思う。
ということを改めて声高に言いたい

わたし調べによると、これを不満に思っている女性がたくさん居るので「男の人あるある」という事で話を進めさせてもらうけど、男の人はこちらから何か話しかけると、同調せずに否定から入ることがよくある。
切り返しが
「いや、○○だろう」
「そうじゃないんじゃない」
「それは違うと思う」etc...

もちろんうちの夫もそれに当てはまるんだけど、これについては相当前から物申し続けている。
これをやられるとこちら側はすごくカチンとくるんだよね

何故あんたは一度受け取らずに打ち返してくるんだ? と。
要は、こっちはキャッチボールがしたいのに、バット持って打ち返してきているんだよね。

以前この件についてツイートしたんだけど、まず一度こちらの意見については「そうなんだ」の一言を挟むだけで大分印象は変わる。この一言でこっちは「自分の話を聞いてくれている」「同調してくれた」と思うので、それ以降に自分とは違う意見が続いてきても、「否定」とは受け取らなくなる。

もちろん「そうなんだ」だけだと「聞いてんのかこいつ」ということになる可能性はまだまだあるので、ちゃんと相手側がどんな気持ちでその話をしているのか。というその感情を汲み取って、何か一言続けるとより良いと思う。
「そうなんだ」+「良かったね!」とか「それは嬉しいね!」とか「残念だったね」とか「悔しいねー!」とか「腹立つねー!」とか。とか。とか………。
名付けて「そうなんだプラス」

「否定」をやられると、まずこちらは「あ?」と嫌な気持ちになり、その後の言葉は喧嘩腰になり、最終的には喋りたくなくなる。これが続くと、その対応に我慢していたとして、もういいや。という諦めを感じていたとしても、いずれは「一緒に居てもつまらない」「同じ空間に居たくない」と思うようになり、他の人だったり事に目が行くようになってしまう可能性が高くなると思う。嫌いな人にやるには効果絶大だけど、そうじゃないならやっちゃダメ。絶対。
それにこの雰囲気は伝染するので、夫がこの感情になったらそんなの絶対スリップルートへまっしぐらじゃん

ちゃんと会話しないと、「何を考えていようが、興味ないんだな」だったり、「他人事なんだな」っていう印象を持ってしまう。
実際そうなんだったら改善する必要はないけど、そうじゃないなら、若しくは表面上はうまくやりたい。と思っているなら、「そうなんだプラス」を意識して実践してみてはいかがかしら。

きちんとコミュニケーションをとる事で相手との小競り合いやギスギスした雰囲気や負の感情はなくなる。
そしてそれは日々の会話で育まれていくものだから、「話そう」と思う相手の気持ちを削いでしまってはいけないのだよね。


もちろん相手にだけ求めるのではなくて、自分も気を付けないとね

…しかし、ここまで書いてて思ったけど、夫本人がどうこうしないといけないという気持ちを持ってくれないと、スリップルートが生まれる可能性が高くなるという事じゃないか…
やはり原因も答えも夫の中にあるということで、わたしはそのサポートをすれば良い。ということですね。
ならばたくさん会話をしようじゃないか


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妻その32

夫その22 初めての・・・

わたくしGAに通って4カ月ほどになります。

つい最近そのGAで初めて司会をしました。
まぁだいたい何するかくらいはわかるんだけど、いざ自分がやるとなるとね・・・
最初どうすんだっけ・・・?ってなる。

初めてGAに来たときよりは緊張した。・・・かもしれない。
どんなことでもやったほうがよかったりするかもしれないから、いい経験ではあった。
でもとりあえずしばらくはやらないでいいかって思ったりもする・・・

初めてGAに来た人の話とか聞くとつらそうだなぁって思う。
いや、つらいんでしょうけども。
初めての人に限らずですが、人の話を聞くと自分の状況とかいろんなことが客観的に見れる。
そこで毎回思うのは自分はまだまだ復活への道が近いのかも・・・って。
金額的なこともそうだけど、身内や友人とかに迷惑はかかってないからかなと。
妻には非常に迷惑をかけていますが。

落ち込んでるところではないなと思うのです。
その気持ちが持続するかどうかはわからないけど・・・
続けて行ける様になんとかがんばりましょう。

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夫その22

妻その31 チェックポイント通過

気が付けば今月一本も記事上げてなかった…

それというのも、ブログ開設当初から言ってました「結婚式」が先日無事終わったのだが、その準備から残務処理やらで追われまくっておりました。

わたしたちにとってこの「結婚式」はとても大きなポイントだった。

これがあったが故に夫のやらかしは通常の倍の衝撃となり、問題の大きさとしても、わたしの夫への要求も、それによる夫の精神的ストレスも、全てが重たくなっていたように思う。

夫が使ってしまった事で予め立てていた予算よりも明らかに足りなくなってしまい、それにより一度は結婚式を延期しようかと考えたこともあったけど、結果、足りない分は借りないといけなくなってしまったものの予定通りやって良かった。
(ちなみに足りなかった分は夫の名前ではもう借りられないので、わたし名義で既に契約のあるところから借りて、終了後速攻で全額返しました

そしてそして、これを実行したことで、夫が大きく変わったような気がする。いや、その前から少しずつ変化していたんだけどね。

夫のえらいところは、発覚してから今日まで、仕事に結婚式の準備にととっても忙しかったのに、とにかく休まずに病院にもGAにも通い続けた事だ。

夫はわたしと親しくなったころには多分もう依存症だったと思う。
なので最近のその「変化した姿」っていうのは、実は初めて見るものなので、とても新鮮に感じる。それが本来の夫の姿なのだろうけど、わたしからしたら「初めまして」だし、夫からしたら「懐かしい友だちに会った」ような感じなんだろうか?

とにかく、それらは夫が今日まできちんと自分の問題に取り組んできた結果だと思う。おそらく最初は嫌々だったんだろうけど、それでも怠けなかったのはやっぱりえらいよねw

そして良い具合に本来の姿を取り戻しつつあるところに、二人で協力しないといけないことが多々あったこと、そして人生の大舞台を経験したことで、飛躍的に伸びたんじゃないかな。

間違いなくここが一つの大きなポイントだったんだな。
諦めなくて良かった。本当に良かった

もちろんこれでおしまいではなくてまだ先はある。夫の回復もまだまだこれからだと思う。
わたしも油断してはいけないし、夫もここで満足をしてはいけない。

これからも二人でいくつものチェックポイントを通過して行けば、悪い事にはならないんじゃないかな。この先にもまだ楽しいイベントがたくさんあると思って進んで行きたいな。

チェックポイントを通過しながらの二人三脚かぁ…。
ちょっと新しい競技みたいで面白いね

という気持ちで、改めて取り組んで行こう


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