お金のことはさておき、回復には前向き(?)な夫。
3度目の心療内科受診と、そこで開催している「再発防止プログラム」に初参加してきた。
このプログラムは全8回あるんだけど、わたしたちの参加は第5回から。この日は家族も参加できる内容だったのでわたしも一緒に話を聞くことができた。
まず最初に、参加者の多さに驚いた。どうやら大半は依存者本人とその家族が参加しているので、倍以上の人数がいたらしい。こういう時に、あらためてこの病気の恐ろしさを感じる。例えが悪いかもしれないけど、無自覚なエイズキャリアの人たちが世の中に多々いるのと同じ様に、ギャンブル依存症の人たちも無自覚なまま、もしくは意思だけでどうにかしようと誰にも言えずに密かに格闘しているんだろうなぁ…と思うと、一体治療を受けている人っていうのは全体の何%くらいなんだろうって怖くなる。

さて、プログラムですが、これがとっても勉強になりました。ミーティングではなくてセミナーみたいな感じで、スライドを見ながら家族が取るべき対応や、依存者と家族双方がこういう気持ちで関わって行くと良い。というような事を学んだ。
基本的にわたしが考えている方向性で合っていることが分かったが、問題はそこに感情がつきまとう上に、夫の対応にもよることもあるので、どうしても実践することは難しくなるんだけど(例えばコミュニケーションを取る事や話し合うことなんかは、夫がちゃんと対応してくれないと出来ない)、やはりそこが課題だなー。と思った。
そして依存者さんたちはプログラム用のファイルを渡され、8回を通して回復に意識を向けるようにしていくらしく、うちの夫ももれなく「次回までにここまでやってきてね」という宿題をもらった。
発覚してから、わたしの知る限り夫はギャンブル依存症について自分でちゃんと調べてないんじゃないかなぁ…?(調べてたらゴメンw)と思っていたので、こういう風に専門家の方からわかりやすく授業のように教えていただくと、知識として入り易いようなので、そういう点でもこれに参加することはとても意義のあることだと思う。

そんな矢先にまたタイミング良く、日テレのNNNドキュメントでギャンブル依存症が扱われたので、夫と二人で観た。
ギャマノンでメンバーのお話を聞いてても同じように思うんだけど、夫婦って元々他人なので最終手段として「切り捨てる」っていう選択がし易いけど、親子ってそれするのとんでもない辛さだよなぁ…。って、自分がどっちの立場だったとしても想像すると胸が痛くなる。

夫がそうだと分かるまで、そんな気持ちでいる人たちがこんなにもたくさん居るだなんて考えた事もなかったし、なんかもっと世の中的に知ってもらいたい問題だよなぁ。って改めて思った。
その為にも微力ながらこのブログを頑張っていかねば!
夫は文章がドへたくそなので、わたしが!特に!w

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妻その17