パチンコ依存症からの回復 〜夫婦二人三脚闘病記〜

夫のパチンコ依存症が発覚。それに対応する妻の奮闘と対応、夫の心模様や回復への取り組みを、それぞれのカテゴリで綴る夫婦共同執筆ブログ。

夫その26 人との繋がり

どうもどうも。
今回はまたしてもアンケートでいただいたテーマ『新しく繋がるビギナーさんへの思い』について書いてみようと思います。

初めてGAに来る場合「家族に言われて来た」というケースが多いので、【すでに借金を抱えている人】というイメージがあります。
死にそうな顔してる人がほとんど。
明るい顔ではまず来ない。

当然ですよね。
だって、どうにもならなくなった人しかこないものね。
新しく来た人に対して思うこと…。
「気の毒に」「大変だね」
こう思わない事もないですが、その人たちに対しての思いというよりはまずは自分のことを思います。

自分も最初はこうだった
あの時こう考えてたな

初心に帰ると言いますか、最初の頃を思い出します。
そうするとあのときの感情が復活してくる気がするのです。
新しい人がくると初心に帰れるということが、自分にとってはすごく大事なことなのです。

新しい人が来る=自分のためになる。
こう感じるのは多分自分だけじゃないような気がします。
新しい人に限った事ではないですが、人の話を聞くことで我が身を省みることが出来るので、なるべく多くの人から話を聞く機会を持ちたいですね。

「一緒に頑張ろう!」というスタンスよりも、 そういった【人との繋がり】の中で自然と「気付いたらみんな一緒にやめられてるね!」
っていうのがいいのかなぁと思ってます。

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夫その26

妻その40 10分の1だったなら

先日夫と話して新たに「なるほどね」と思ったことがある。

「夫その23 昔話 〜ギャンブルは楽しかったのか?〜」に書いてあるような話が、ある日のミーティングでテーマとして取り上げられたそうで。
大体みんな上記の夫と同じ様な事を感じているらしく、
最初は遊戯として楽しんでいたけど、「お金」だけが目的になった途端に楽しくなくなる。というのは割と大多数の意見なんじゃないか。という事だった。

「レートが10分の1(0.4円)になれば、依存症者は今の100分の1になるんじゃないか」
と夫が続けてきたので、どういうことなのか詳しく聞いてみた。

夫曰く
「4円で2万枚(玉?)出すと8万円になるけど、0.4円だと8千円にしかならない。勝って気分がいい筈なのに、なんかガッカリしてしまう。それは8万円になるって知ってしまっているからだと思う。」
だそうで。
「大勝ち=多額のお金が手に入った」という記憶が邪魔をしてしまうんだ。それがなければ依存症者の数は100分の1に減ると思う。という考えに続くのだと。

それを踏まえて、
遊戯性を楽しんでいるなら低レートで安く長く遊べた方が絶対にいい訳で、それでは「楽しくない」と思ってしまった時点でもう、借金があろうがなかろうが、依存症の境界線を越えたってことなんじゃないかねえ?
という事で意見がまとまった。
あくまで【娯楽・遊戯】だというなら、カラオケや居酒屋なんかは絶対的にある程度の「安さ」が嬉しいし、それを基準にお店を選ぶもんね。
一番いいのは換金できなくなることなんじゃないかと思うけど。

夫が回復の場に行く様になった初期の頃、何か変わったかな。と思って質問してみた際に
「2〜3千円使って4〜5千円になればいいかな」という答えが返ってきて落胆したのを覚えている。
なんで2〜3千円で遊べばいいかな。にならないんだろう??って疑問だった。【お金を増やせる】って考えがそこにある以上、まだまだなんだな〜…。って思ったけど、まぁ今考えればそんな即効性がある訳じゃないのでその受け応えは当然なんだけど。
【増えた記憶】【換金できる】という経験が、そういう考えを生んでたんだなと思うと、今回の夫の言う事にはとっても納得できるな。
(その後、依存症になってしまったからには低レートだろうがなんだろうが二度と出来ないのだと認めないといけない。ということに気付くんだけど)

前回では家族側から見た【警戒すべき境界線】だったけど、当事者側はここなのかな。と。
まぁ気付いたからといって引き返すかどうかはわからないけど、ここで一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれないよね。
たったそれだけで、もしかしたら自らの人生を破壊することになるかもしれなかったり、大切な人に迷惑をかけたり悲しませたりする事が防げるかもしれないんだから。

ちなみに、今の夫はどうかと言うと、本当のところはわからないけど「増えないっていうのはわかってる」という答えが返ってくるようになった。
【勝って楽しかった】ということよりも【負けて悔しかった。絶望感を味わった】という記憶の方が大きいようなので、まぁ今のところは大丈夫かな。
と思う。

もう二度とパチンコ・パチスロは出来ない。という事に対しては、今は多分寂しさやつまらなさを感じてるんだろうなと思うけど、年数とともにその【勝ちの記憶】がどんどん薄れていくのと同じく、その気持ちも薄れていってくれればいいなと思う。

人生の中で「楽しかった思い出」が、どんどん更新されていくように日々を送っていきたいな

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妻その40

夫その25 何故治療を続けているのか

こんにちは。

今回は何故治療を続けているのかです。
今行っている治療(?)は心療内科とカウンセリングとGAです。

病院に行くきっかけは、発覚時に妻と話していた際「自分ではどうにも出来ない」と伝えたところ、「じゃあ病院に行ってみる?」と言われたからです。
行けと言われたから行った。
実に簡単で、実にダメな理由ですが、多分自分だけでは必要だとは思うものの行動にまでは移せなかったと思います。

カウンセリングは行った病院で受けてます。
これは心療内科の管轄では出来る事は限られているので、カウンセリングを受けるかどうかの話になった為、受けることにしました。

GAに行くきっかけは、こちらも妻に行けと言われたから。病院と同じで、自分の意思だけでは行こうとは思えなかったでしょう。

基本的に言われたからとか、こういうのがあるとか聞いたから。
なんというか、、、
ダメだなぁと思いつつも、あの時はそれが精一杯だった気がする。
それでも嫌々行ったわけではないんですよね。
一応言われて自分なりに必要があると感じたからで・・・

そいで今も続けているのは何故かというと、やめる理由がないからでしょうかね。
とはいえ正直言うと、病院もカウンセリングもGAも、効果がありますか?と聞かれても自分ではよく分からないんですよね。。。。

効果がある気はするけど、どういう効果があったか具体的なことを聞かれても、「ここが変わった!」って言えるものがすぐには見つからない。
ただ、ぼんやりと「何かしら良くなったかな」とは思います。

効果のありなしが実感できるかどうかということもよりも、そもそもギャンブルをやめるために通ってるので、それらの回復の場に通うのを止める理由がないんですよね。

例えば、病院やカウンセリングの先生が気に入らないとか、GAのあの人がどうも苦手だ。などの理由があれば行かなくなるのかもしれないけど、今のところは大丈夫。

心の病気、もしくは脳の病気で病院を選ぶ場合って、体の病気と違い心の内を素直に話せないといけない。結局人と人なので、相性が大事だと思います。
先生と相性が悪ければ逆効果になりそうだし、GAも自分に合わない所だと行く意味ないし。
通い続ける事が偉いわけでも、通わなくなったらダメなわけでもない気がしますが、続ける努力はしてみてもいいかと思います。
「GA行ってみたけど何か合わないんだよな」と思う人はいろんなところに行ってみればいいと思う。
病院の先生が嫌だったら、違う病院に行けばいいと思う。
自分の場合は幸いにも全部偶然、たまたま【自分に合っていた】から続いているんだと思います。

すぐに治るものじゃないので、じっくりゆっくりやるしかない。
周りがいろいろ言ってきても、自分のペースでやっていくしかないのですよ。

というわけでこれからもマイペースでやっていくデス。

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夫その25

妻その39 嘘と借金と始まりについて

前回の疑惑をどうしても払拭したかったので夫に再度確認してみたところ、やはり嘘をついていた。
その日GAには行かなかったらしい。
位置情報にばっちり証拠が残ってしまっていてそこから判明した。GAに行かないと怒られると思って嘘ついたんだろうけど、再三言っているように実際怒られるのは「嘘をついた」ということなんだけどね。今回は動かぬ証拠があったということもあり最終的には嘘を認めたので、そこは評価するとして。

妻その1 最初の嘘』の最後にチラッと書いたけど、夫の嘘は発覚前にもあった。
結婚する前、実はわたしは夫にお金を貸した。
この状況を経験した身としては、その時にちゃんと詳細な理由を聞かなかったのは今考えると甘かったなぁ。と思うけど、その時に聞いたざっくりした理由については追求しようとは思わない。
その際夫は「これ以外に借金はないから」と言っていた。
その後、やはり同棲時代に試しにマンションのローンが組めるか相談してみる事になった時に、夫のその他の借金が発覚した。
ビックリしましたよ。「他にはないって言ってたじゃん!!」って
でもまぁそれも、言いづらかったんだろうな。と思ってあんまりガミガミ言わなかった。
ちなみにこの時の借金の理由はパチンコ資金ではないそうだ。そこは嘘ではないかな。と思う。

「嘘をつく」という事はかなり前から始まってはいたけど、わたしが「ここが始まりだったんじゃないかな」と思うポイントはそこではなくてこの少し後。でも正確にはこの頃からじわじわ始まってたのかなー…。

一緒に暮らしてからしばらくして夫は住所を移したので、当然夫宛の郵便物が届くようになった。
その中に、明らかにこれは税金の払い込み関係の封書だなー。というものがあって、それがちょこちょこと届くので、「未払いだな」っていうのはすぐにわかった。
ただまだ独立採算制の生活費折半というスタイルだったので、気にはなったけど手は出せないので「税金は絶対に逃げられないから、払っておきなね」とだけ言っておいた。

結婚を期に、収入合算のお小遣い制度に切り替えたので払い込み関係は全てわたしが一括して行うことになった。当然その未払いの督促の封書にも目を通す事になったんだけど…これが、結構な額だった上に「差し押さえるよ!」っていう通告だった…
まだ払ってなかったのかよ って驚きと、1年くらい放置し続けていた事に対しての呆れと、まぁ怒りもあったかなぁ。
「さすがに一括で払うの厳しいから、分割に出来ないか相談してみて」と夫に頼んだもののその後なんの報告もない…。
年末近くにもう一度聞いてみたら、「払った…」と一言。なんと10万オーバーの支払いを勝手に行っていたという。それはそれはものすごい喧嘩に発展した。確かクリスマスイブだった。
更にはわたしの知らない督促が実はもう一つあったらしく、夫は秘密裏にこれを払う為に借金に走り、内緒のうちに早期に返済する為に「パチンコで稼ごう」という思考に辿り着いてしまった。(夫の後日談より)

ここが始まりだなー。と思うかもしれないけど、わたしからしたらこの「税金未払い」が全ての始まりだと思う。

結婚前になんとかするだけの時間は充分にあった筈。
それを「どうしようかなぁ」で放置し続けて、【払わないといけないものの優先順位】が見えなくなっているということ時点でもう【計画的にお金を使えない】という事だよね。
その根底にはやっぱり「パチンコで勝てば楽にこのくらい払えるから」という考えがあったんじゃないかなぁ。【役所に相談する】という手段よりも、【パチンコで勝ってお金を作る】事の方が楽。だと考えていたんじゃないかしら。と推測する。
目の前の問題から目を背け、先延ばしにして、最終的には楽な道を選んで失敗する。

実際のところ夫がどう考えていたのかは分からないけど、わたしはこの時の行動・思考をかなり重く捉えているのよね。
これに当てはまる人全てが「依存症」だとは言わないけど、このくらいから警戒しておいてもいいんじゃないかと個人的には思いますよ。というお話。

ちなみに、今月で借金総額が【夫のやらかす前】まで戻った!
その期間8カ月!!
特に大きく返す事もなくひたすら計画通りに進めているんだけど、この調子でいけば年内には100万を切れる予定
こうやってコツコツやっていくことが一番の近道なんだよ。っていうのを示せていればいいな〜。と思う。

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妻その39

夫その24 昔の自分に言いたいこと

ちょっと遅いですが、明けましておめでとうございます。
今年も(今年こそ?)良い年になるといいですね。
それではまた。

いや、もうちょっとだけ続きます。
妻からのリクエストで「この現状を踏まえた上で、『強迫的』になる前の自分にどうアドバイスをしたら引き返したか。素直に言う事を聞いたか」を書いてくれと言われたので。

何を言いたいかって、そりゃ・・・
「その台打つな」
「あの台のほうが当たる」
「競馬やってあれ買え」
「あの会社の株買え」

2年前くらいなら確実に言ってますね。
今はどうかと言うと・・・
正直なところわかりませんね。
どうすれば儲けられるかわかってれば、誰も不幸にならないかもしれない。
いずれ借金するだろうから、なんとかして説得するかもしれない。

なんて言えばいいか。
「奥さんに迷惑かけるぞ」
「何回も泣かせることになるぞ」
「信用されなくなる」
今はこう考えるけども、実際にひどい目に会わないとわからないよね。
たぶん、「自由がなくなる」っていうのが一番いいような気がする・・・
だって勝つと思ってんだから言っても聞くわけがない。
ひどいことになると言われても、そうはならないと言うはず。
まぁ自由がなくなるって言っても同じことだけども。
それでも言葉としては一番効果があるような気がする。

一番いいのは初めてやった頃の自分に言い聞かせるのが一番なんでしょうね。
まだ効果がある時期だもの。
そうすれば今こうして考えてることもなかったろうに。

少なくとも今自分が考えちゃいけないのは、今楽になる方法を考えること。
地道にやるのが一番ということを染み込まさないといけない。

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夫その24

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